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中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

上海お寺参り事情

今日は旧暦の正月5日、中国では財神の誕生日ということで、

社長も庶民も今年一年のご利益(文字通り!)祈願にお寺参りに行く方が多いです。

昨夜は前夜祭(イヴですね)で、財神を迎える爆竹がまるで地鳴りのように上海中に響いていました。

で、

私も今日、店に行く途中にある龍華寺というお寺にお参りに行ってきました。

余談ですがこちらに来る前は中国は共産党の国だから、宗教なんて否定されてお寺なんかないんだろうと思っていましたが、

やはり庶民の信仰心を完全に消し去ることはできなかったのでしょう、上海にもいくつかお寺は残っています。

香港や台湾は至る所に古いお寺がありますね。

こちらでは古寺というのはあまり見られません、お金ができれば古いのをぶち壊して鉄筋コンクリーのすごいの建てるのがいまだ主流のトレンドなので。

 

それにしても今回はお寺の商業化ぶりにびっくりです。

以前は門前でお香料(20元=約400円)を払ってお線香をいただけたのですが、今日は何もくれない。

中に入るとお線香売り場がありお線香3本で20元から。

仏様にお線香あげるのが目的できていますから買わない人はいません。

その上入場口に「自前のお線香は持ち込み禁止」と張り紙がしてあります。

で、

お寺の境内に入って最初に迎えてくださるのがこちらでいうところの「弥勒」、

太ったハゲ頭のおじさんがガハハと笑っている金ピカの神様です。

中国の福の神ですね。

「よくきたなー、賽銭がばがば入れてけよー!」と言われてる感じ。

お線香に火をつけてお賽銭を入れ、こちらの作法で三回お辞儀をしてお参りします。

いくつかのお堂が直列に並んでいて、人ごみに押されながらそれぞれのお堂に鎮座まします神様仏様をお参りしながら進みます。

お寺だけど、道教の神様も仏教の神様もたくさんいらっしゃる。

たくさん賽銭箱がある。

最後のご本尊をお参りして、出口の精進料理屋で年越し麺を食べていつも帰るのですが、これがまた高くなってる。いわば野菜椎茸キクラゲソーメンが一杯30元(600円くらい)、市場価格だとおそらく10元程度で食べられそうな麺です。

学生食堂のようにならんで食券を買い、カウンターで麺を受け取り、空席を探して腰を下ろし、食べたら食器は自分で下げる。

厨房も10人以上のシェフおじさんおばさんが、麺をゆでる係、どんぶりに分ける係、キクラゲ係、椎茸係、など、まるでトヨタの工場を思わせる流れ作業ぶり。

まあ年に一度のことなので散財してきましたが、

来年は別のお寺にお参りに行きそうな気がします。