中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

挨拶って?

挨拶。 
自分ができているとは言わないが、 
挨拶のできない人を見ると残念に思う。 

先日、年に2〜3回ご注文をいただく日本の会社からの注文でお茶を準備しているとき、 
ちょうど新茶が出始めた頃だったので荷物の隙間に手紙を添えておすそ分けさせていただいた。 
「今年の新茶が出ました。中国の春の香りを社長様や皆様とお楽しみください。」 

その後、荷物は届いたという連絡はいただいたが、 
それ以外のことは一切書いていなかった。 

こういうのは、損だと思う。 

お金をいただいて商品を発送するのは機械でもできる時代。 

あえて気持ちを添えたつもりが、 
無視されたことで逆にマイナスイメージに変わる。 

以後絶対サービスしたり気にかけたりするもんか! 
お金をいただき、商品を送るだけ。 

もしそこに一言でもお礼があれば、 
「ああ皆さんで飲んでくださったんだな」と思い、 
プレゼントしてよかったな、 
今度また機会があれば何かしてさしあげたいな、 
思いに応えることが新たな思いを生む。 

思いをかけ、かけられる、そういう人が増えれば、 
人生もっと豊かになる気がします。