中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

託老所

 すでに中国も今後急激にやってくる高齢化社会を見据えて動いているようです。

中国の都市部はほぼ集合住宅で、いくつかの棟が集まって「小区」といういわば町内会のような単位を構成します。
上海市徐滙区のある小区の入り口に「託老所」なる場所があり、リコッキョウさんが訪問したというニュースがありました。

 


老人ホームのデイケア部分を各町内会に設けるような感じですね。
そこで皆さんはスマホの使い方を教わったり、囲碁や将棋、書道など趣味の時間を共有したり、
栄養士の作る食事も食べられるそうです。

老人介護施設が足りなくなる前に、なるべく高齢者の在宅環境を整備しておこうという狙いだと思います。


日本は家族の距離がずいぶん遠くなってしまった今、
地域のコミュニケーショ ンがますます重要になるはずです。


およそ命は孤立すると収束に向かうと思います。
せっかく授かった命、
周囲とかかわりあいながら楽しく最後まで行きたいものです。