中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

2019年旧正月のお寺参りin上海

2019年が開けました。

中国は元旦に新年の挨拶をしますがそれは予行演習みたいなもので、

本番は旧正月。

今年は2月5日が旧暦元旦でした。

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上海の七宝寺。龍華寺など有名なお寺に比べて参拝者が少ないのでここ数年年明けのお参りはここに行きます。

そして今日は旧暦1月5日。財神(商売の神様)の誕生日とされており、参詣者が多い日です。

まず、境内の売店でお線香やろうそくを買い、本堂の前の焼香所にお供えします。

 

 

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お線香の点火。

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線香というより、棒香と言ったほうがしっくりくるデカさ

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火がついたら線香を持ったまま合掌し、東西南北四方にそれぞれ3礼する

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財神に読経中のお坊さんたち。


お坊さんは妻帯しません。ちゃんと勉強して佛教大学を卒業して初めてなれる、いわば資格の必要な職業のようです。

それでは本堂を参拝します。

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御本尊を中心に、いろいろな仏や神様がいらっしゃる

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左右の壁際に仏弟子たちが並んでいる

 

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本尊の光背の裏側には仏教を守るたくさんの神仏像

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七宝寺の仏塔

本堂のお参りを終え、隣にある7階建ての塔に登ってきました。

螺旋階段で登っていきます。

各フロアに薬師如来、文殊菩薩などいろいろな仏様がいらっしゃいますが、

最上階は科挙の試験に合格するのにご利益のあるという神様で、日本ではお目にかかったことがありません。

さすが1000年続く受験戦争の歴史を持つ国のお寺です。

 

そして毎年お正月のお寺参りの締めはこれ。

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お寺の食堂でいただく素麺。肉抜き餡かけ麺です

全てのお参りを終え、最後は中国独自の弥勒様が見送ってくださいました。

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日本の弥勒菩薩とは似ても似つかない。うじゃうじゃ虫のようにいる子供が特徴です

鉄筋コンクリート造りの本堂や仏塔、金ピカの仏様たちに囲まれると、

現世利益でお金持ちになれそうな気になるかも知れません。

 

上海観光の際にはぜひお寺参詣をお勧めします。

ネタがたくさんあります。

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