中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

リストラが日本経済をズタズタにしたのでは

 日本は戦後終身雇用方式で経済的に奇跡の躍進を遂げました。

 その後バブルでコケてやれリストラだ、実力主義だ、ヘッドハンティングだとドライで殺伐としたシステムを取り入れたけど、 一時的に一部回復したかもしれませんが全体的に見ると全然良くなってませんよね。 終身雇用制とか、談合とか、悪く言われますが、本当にそれらが原因で日本経済は力を失ったんでしょうか?

 

 私には、欧米的なドライな実力主義よりも、 チームワーク重視の日本式資本主義経済の方が日本にあっているような気がします。 理屈だけじゃなく気持ちの入った経営。 お客様を騙して売ったり、わざと長持ちしないものを作って買い換えさせたり、 そういう経営方法には日本人はなじめないんじゃないかな。

 私は今中国に住んでいますが、そういう経済風土にはほとほと疲れます。 しかも今や中国人でさえも本物、良い物を求めて国外に出て買って帰る有様です。 ものを大切にする、お客様を大切にする、スタッフを大切にする経営を日本から世界に発信してもらいたいものです。