2012年末所感
あの頃は絆という言葉が流行っていましたね。
昔の記事を回顧していたらこんなのが出てきた。
ゆがみてふたのあはぬはんびつ
とっくに捨て去ればいいものだがただ捨てるのももったいなく、何か工夫の仕様で使い道がないか頭ひねって考えて、思いを十分にかけてあげるのがこれまで自分のために尽くしてくれた物たちへの感謝であり同じ世界に存在するものとしての作法である。
物の豊富に有り余る今、意図するしないに関わらず様々な役目を持った物たちが自分を助けてくれ、役目を終えて感謝もされずに去っていく物もあれば次に備えてそばで待機してくれるものもある。
大量生産大量消費という欧米スタイルが何の疑いもなく世界中で是とされてきた。
経済活動が人間の幸福を増大させると信じて歩んできた現代文明。
確かに生活は便利になり人は安楽な生活を享受できるようになったが、
その代償として失ったものの大きさを意識する人は少ない。
経済が人間を豊かにさせてきたのに、今や人間は経済の奴隷のごとし。
最近の天変地異の異常さはもし神なるものが存在するとしたらあるいはそれが人にそのことを思い出させようとしているのかもしれない。
思い上がるなよ、お前たちの築いてきたものなんて一瞬で消え去るもの。
2012年はマヤ暦で世界の終わりと言われている。
2013年から始まる新しい世界においては、本当の絆の大切さ、家族の絆、友人の絆、動物や植物との絆、何も言わず自分を支えてくれているものたちとの絆、それを一人一人が心の底に据えて一日一日をいとおしんで暮らすようになりますよう。