中国茶的日々

2005年に上海田子坊で中国茶の店『臻茶林』を始める。北京南鑼鼓巷、浙江省烏鎮、江蘇省天目湖に支店。

白か黒か

みなさんは白は白、黒は黒と物事をはっきり分けてみられるでしょうか?
私は白と言われるものでも、白に見える黒があったり、だいたい白だけど一部真っ黒なものがあったり、グレイなんだけどそばに比較するものがないため白に見えたり、時間が経つと白かったものに色がついたり、
全ては時間の変遷の合間における白と黒のバランスではないかと思っています。

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さらに、直接現場で見ていないものはメデイアを通して見聞きする二次情報であり、
メディアによってフィルターにかけられたものが視聴覚を通して情報として入ってきます。
フセインが核兵器を作っているというデマを流して国際世論を煽りイラクを攻撃したり、
真珠湾攻撃も知らん顔してやらせてあたかもびっくりしたふりをして世論を誘導したり、
自国の利益のためには手段を選ばないアメリカというイメージを私は持っています。
どの国もメディアのフィルターは国家の政治的な意図があり、スポンサーへの忖度があり、編集者の偏った正義感もあると思います。
中国がしたたかなのはいうまでもありません。
サッチャーが香港の行く末を話しにきたときには対岸に人民軍をずらりと並べて有無を言わさず返還させた鄧小平の手腕。
政敵を完全に打ちのめしてのし上がってきた奴らが国を仕切っていますからそりゃすごい。
奴らはまさに将棋じゃなくチェスですね。
いうこと聞くしかない、聞かないと生きていけない、乗る馬を間違えると一生うだつが上がらない世界です。
ある意味現代日本の大企業や官僚社会のもっとすごい版です。
マスコミについてはSARSの時、私は中国にいましたが日本のメディアに出てくる映像は中国はこの世の終わりと言わんばかりの映像が繰り返し繰り返し流れていてすごく違和感を感じました。
その後週刊誌に電話でインタビューを受けましたが、できたものを見てびっくり、全然私の言いたいことと違うものになって都合のいい場所だけ利用されて記者の書きたい記事の材料にされただけ。
今も世界のニュースで流れてくるコロナ関係の映像は悲惨なもの、希望のないニュースばかりですが、
そういうことがあったので私はそれほど深刻に受け止めないようにしています。
あれはあくまでごく一部で、大部分の出来事ではないと思います。
ウィグルやチベットのこと、
確かに映像で見るような恐ろしいこともあると思います。
ただそれが全てだと信じ込むのは用心しないといけません。
上海にいるウィグル人はスリが多い、
家族ぐるみで目をつけたカモは子供にやらせる。
10歳もいかない子供にやらせるんですよ。
気づいて抵抗したら周りから大人が現れてときには刃物を出します。
警察に通報しても、たとえ捕まっても少数民族保護法で翌日は街に出られます。
上海に来てるウィグル人はそういう質の悪いのが目立ちます。
ところが現地にいるウィグル人はとても親切で優しく、
それこそ道を聞けば目的地まで連れていってくれるしお礼しようとしても絶対受け取らない、
昔の日本のような人情にあつい人たちです。
旅行に行った中国人がそう言っています。
上海でチベット人の露天商に興味本位で近づいたら押し売りをされ、
断ったら周りの同業者が集まってきて刀の柄でどつき回されたこともあります。
これは私の体験です。
数年前にウィグルでテロ事件があってからは確かに街中の監視カメラが増えたと聞きます。
それは上海も同じです、今は死角がないくらいにカメラがついていて、
事件があったときは犯人を逐一画像で追跡できるようになっています。
年に数回、スピード違反や車線変更違反などの通知が監視カメラの映像とともに届き、罰金減点をくらいます。
日本は数年に一回運悪く警察に捕まる程度なので助かります。
ウィグル地区だけではなく中国は国全体が監視社会になっています。
アメリカの黒人差別も根が深い問題です。
もっとも、黒人と友達になったり結婚したりする白人もいますからすべての白人がというわけではありません。
しかし、私の認識ではイエローやブラックに対して差別意識を持っている白人の方が一般的だと思います。
彼らはホワイトが一番優秀な民族であり、有色人種は家畜同様自分に奉仕して当たり前と思っている、人が多い。
彼らにしてみれば日本人だろうが韓国人だろうがみんなチャイニーズで一括りです。
多くの日本の若者が日本人は欧米で評判がいい、と幻想を抱いているのが痛々しい。
まあ日本が豊かな頃は日本人はいいお客様でしたが、
今はそういうありがたい特権も少なくなりました。
米軍が日本国内で事故を起こしても日本に捜査権がない日米地位協定、
現代版地外法権にメスを入れようという政治家はいません。
特に沖縄、事故が多い、ヘリが民間の私有地に落ちても日本の警察も入れない、米軍が来て処理して帰ってしまいそのまま。
東京で米ヘリが違法な低空飛行をしても取り締まれない、
万一事故が起こっても日本は何もできない。
一国の首都の上空さえ日本の法律が通用しない。
本当に民主主義なのか、日本国民はその状態を良しと見做しているのか、疑問に思います。
これから日本はどう進むべきか、
現状のまま首根っこをアメリカに抑えられながら近隣諸国と対峙して行くのが国是か、
諸国と対等な立場に立って日本の和の精神を持って世界の平和を目指せるのか、
これからも勉強していきたいと思っています。

軌道

人は機関車みたいだ。

最後まで燃料を焚き続けなければならない。

燃料は皆それぞれだ。

石炭であったり、ガソリンだったり、薪だったり、

夢だったり、恨みだったり、幸せな日々だったり。

燃料がなくなったときに、止まる。

だからなくなる前に燃料を補給し続けなければならない。

 

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機関車はレールの上を走る。

レールも人それぞれ。

あらかじめ敷かれたレールを事故がないよう用心しながら走るもの、

いくつかの分岐点で迷いながら選択して走ってきたもの、

先が見えないほど長く続いているレール、

3mくらい先までしかないレール。

さしづめ自分は、

その都度目の前にレールを置きながらなんとか今まで走ってきた、

というところか。

 

学生時代は、研究所だ。

そこでいろんな機関車が作られる。

とにかく速いの、遅いけど馬力あるの、

遠くまで見通せるの、目の前しか見えないの、

なんかの拍子で後ろしか見えなくなっちゃったの、

地味なの、カラフルなの、

やたら目立つの、なんか知らないけど気になるの。

そんな奴らが卒業と同時に一斉に走り出す。

 

他人から見ると馬鹿に見えるかもしれない。

無駄に見えるかもしれない。

全く理解されないかもしれない。

 

でもそれがお前の燃料だ。

自信を持って焚き続けろ。

それをやめる時がお前の止まるときだ。

新型コロナウィルス考

今日の札幌はずっと雪が降り続いてる。

 

人間なんて所詮細菌の塊だろう。

ウィルスが一つ飛び込んできたからといってすぐに感染するわけでもあるまい。

体には異物を排除しようとする免疫機能がある。

その機能を上回る数が入ったときに、発症するのだと思う。

 

それこそ人によって、免疫力には差があるからウィルス何個以上でアウトとか言えるはずもない。

これまで社会は抗菌除菌で身の回りのバイ菌を減らすことに腐心してきた。

そうすることによって体はバイ菌の少ない世界に慣れ、さらには自分自身まで殺菌してバイキンを攻撃する味方の細菌まで減らしてきた。

日本人が東南アジアでお腹を壊す人が多いのもつまりそういうこと。

お腹も、人間のフィジカルもメンタルも何もかも、刺激がないと退化する。弱くなる。

 

社会もそう言える。

公平な世の中になれば人の活力はなくなる。

水は高いところにあるからエネルギーがあり、電圧があるから電流は流れる。

社会は不公平だからモチベーションも生まれる。

目標を設定するのは、時間軸上で自分に差をつけるため。

だから、頑張ることができる。

 

歳をとるということは、自分の経験を蓄積することで自分なりの判断基準を作っていくということなのだろう。

メディアの情報もそのまま信じるのではなく、まず自分の頭で考えて真実を推察するようになる。

 

コロナは、突然襲ってきた悪魔じゃない。

おそらくそれは生命が地上に生まれた時から存在し、生命世界にたびたび干渉しDNAになんらかの変化をもたらすことで、その種は新たな環境に適応してこられたんじゃないかな。

なんらかの大きな意思を信じる人には、あるいは神による命の淘汰と捉えるかもしれない。

弱きもの、必要なきものをふるい落とす網なのかも知れない。

 

変化は怖い。

コロナを受け入れて自分の命が淘汰されるかも知れない。

でも自分が変化しないと環境の変化についていけずに苦しむかも知れない。

ワクチンも怖い。

打たないとコロナにかかるかも知れない。

でもワクチンが効くかどうかも分からない、あるいはワクチンが自分の体にどういう影響や変化をもたらすのか分からない。

 

全てすぐには答えの出ない問題であり、

現段階では正解がない。

誰々がこう言ってるから、と他人に判断を委ねて失敗した時にその人を恨んでも全く意味がない。

自分で考え、自分で答えを見つけるしかない。

 

ポスト資本主義

自由は自らに由ること、独立した人間のあるべき姿。
しかし、全ての人が自由を欲しているわけではないと言う事実もあります。
 
オウム真理教の幹部は高学歴者が多かった。
あんなに頭がいい人たちがなぜあんなカルト宗教を信じたのか。
それは彼らが自由の重さに耐えかねて、グルを頼る道を選んだからだと思います。
命令されたことをやる方が楽です。
自分に責任ないから。
信じている人や組織、あるいは信じていると自分に思い込ませているものに従うことによって、
自由の自己責任から逃れられる、
そしてそこには苦楽を共にする同士がいる、
自由に押しつぶされそうになった自分の居場所がそこにはある。
 
人殺しは精神の壊れている人じゃない限り難しいことだと思います。
しかし自分や家族を守るため、故郷を守るため、愛する何かを守るためと信じるならばそれは可能となります。
香港の警察は、中国政府に人質を取られているんじゃないかと思うほど市民を攻めますね。
あるいはそういう脅迫を言外に受けている、暗示を掛けられているのかもしれない。
 
そういう人たちは、自由とはいえない。
本人たちは自分の意思でやっていると思い込んでいるかもしれませんが。
日本の多くのサラリーマンも、
自由だと本人は思っているかもしれませんが、
実は真の自由に目を背けているか、あるいは気づいていてもそれを欲しないか。
しかしながらそういう人たちが一定量いることによって人間社会は構成されているのだと思います。
 
自由を学び体得するのが学問のはずなのに、
今やお金を稼ぐためのツールに成り下がっているのは誠に残念なことであります。
 
脅威は中国ではなく欧米の資本主義を盲信することこそが今日の地球の脅威だと私は思っています。
永遠にコストを抑え続けることによってのみ成り立つ資本主義。
そして今人類はマネーに屈服し、マネーにこき使われている。
 
ずっと安い給料で働かされ続けるシステム。
(最低賃金を上げ続けるのは欧米型資本主義と矛盾しており、破綻するのは当然)
常に利益を増進させ続けなければならない社長。
(株主のため会社のために利益を出したい。それには人的コスト(社員の給料)をなるべく抑えたい)
株価の上下に一喜一憂する株主。
(株主の手の届かないところで価値は上下する。報われるように努力のしようがない)
 
そんな行き詰まった世界を打開できるものが和の精神だと思います。
期せずしてグローバル経済は破綻、世界中が自国ファーストに走り始めます。
世界的なサプライチェーンも今はだいぶほころびが出始めました。
世界中がますますバラバラに、自国最優先で物事を組み立て直し始める。
平和ボケの日本もただ指をくわえてこれまで通り世界に対するのでは急激な国際パラダイムの再構築に取り残されるだけです。
 
人本主義という言葉がありますが、
ポスト資本主義はまさにそんな社会、三方良しで皆で笑いあえる社会、
地域で協力しあって助け合いながら苦難を乗り越える社会、
そうしなければ人類は滅びるだろうとさえ思っています。
欧米型の資本主義に淘汰された世界中の文化が復権し、お互いの文化を尊重しながら自分たちの生活を守れる社会が来て欲しいと思います。

新型コロナウィルスで露呈した日本の高齢化

NHKオンデマンドで感染症専門家チームのドキュメンタリー番組を見ました。
 
 
現場の必死なお仕事ぶりには心より感謝いたします。
番組の中で押谷先生も「日本は中国や欧米諸国のように都市封鎖はできない。日本でできる最も有効な対策を考えなくてはならない。」前代未聞の作戦を短期間で立てなければならず、ご苦労は並大抵ではなかったでしょう。
 
「自治体や政府の指示を待っていたのでは手遅れになる」とおっしゃっていたのが印象に残りました。
国民一人一人が自覚を持って自分の行動を決めて欲しいということだと思います。
 
現場は与えられた環境の中でベスト、いえ120%も頑張っている。
ただ、患者が増えた際のベッドや人工呼吸器などの機材や医療人員の確保など、環境を整えていくのは政府の仕事です。
1月に日本で感染者が出て以来2月25日の押谷先生率いる専門家チーム発足までの期間、医療体制の整備を十分にしてきていたのかどうか、それはいずれ検証するべきだと思います。
政府内部でもインフルエンザと変わらない何をそんなに慌てているんだという見方をされる方もいらしゃいました。
 
思うんですが、バブルの崩壊以来リストラやりすぎたんじゃないでしょうか日本中で。
とにかく無駄を省く、赤字を潰す、贅肉を削ぎ落とす、
そうしてきた結果、日常がやっとギリギリでまわる世界、何か異常があったらたちまち立ち行かなくなる社会になってしまっていたのではないでしょうか。
人員が足りなくなるとわかっていてもどうにもならない(他国では休業のスチュワーデスさんをトレーニングして人員確保していたというニュースも見ましたが日本はしない、できない、政府がそんなこと言えない)、
マスクが足りなくなるとわかっていても製造拠点は外国にあるため思うように手に入らない、
機材も急にたくさん必要になることは誰も想定しておらずいざという時にしたくても急に必要な数量を増産する手立てがない。
 
中国武漢はとんでもないことになった。
毎日病院には行列ができ重症者のベッドも足りず廊下にまで患者が溢れ、
医療スタッフにも感染が広まり死者も出た。
日本のニュースも逐一報道していた。
そんなことが現実に起きていたのにどうして日本はすぐに万全の準備をしなかったのか?
いや、できなかったのだと思う。
 
国全体が高齢化して(人も社会も)、動脈硬化してちょっと激しい運動をするとぷちんと切れてしまう。
ちょっと転ぶと骨折しそれが致命傷になる。
そういう姿を今回の新型コロナウィルスが露呈させてくれたような気がします。
日本に帰ってきてからの重い閉塞感みたいなものの正体がわかりました。
 
とにかく私たちはマスクすら手に入らない場所で今ある使い捨てマスクを消毒しながら何度も使い、
いわゆる三密を避けて時をやりすごすしかありません。
自分や家族を感染から守るために、そしてそれが最大の社会貢献になる。
お金がなくなったら正直に手をあげて政府やご近所、家族親戚に助けを求める。
助け合うしかないです今は。

日韓併合による韓国人の改姓は強制ではなかったのかどうかについての考察

私は台湾に住んでいたことがありますが、その頃知り合った日本統治下で教育を受けたおじいさんが言っていました。
「許せないのはちょび髭生やした警官だ。奴らは事あるごとに台湾人をいじめるんだ。でも先生には今でも感謝している。そりゃ殴られたよ、『お前こんなんじゃ大学入れないんだよ!台湾大学の台湾人枠は○%しかないんだよ!』と言いながら泣きながら殴った。それで俺は大学に合格できて、今があるんだ。」
 
いつでも、上の方は理念理想に基いて素晴らしい言葉を語る。
ただ現実は、下々の方は必ずしもその理念に則って行動しているわけではなく、上の意向を忖度して陰に陽に圧力をかけてくる人もいる。
当時、日本名がないと手続きができないとか、子供が困るよとか、そういう状況があったことくらい想像できます。

 

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しかもこの新聞は日本語新聞で、読者は日本人か日本に留学したり日本の教育を受けた日本サイドの人向けだと思われます。
当時のマスコミは軍部の太鼓持ちのように、日本のいいところ、強いところばかりを国民に宣伝していた。
ゆえに、私はこの新聞記事を持って「ほら日本は強制なんてしていないじゃないか!」とは思えないのです。
 
最近のゆうちょの問題も、トップは成績を上げろとは言っても具体的に何をどうしろとまではおそらく指示していないでしょう?
それがノルマになり、現場は忖度して色々な手段を講じ、顧客を欺くことまでしてしまったのではないでしょうか。
ゆうちょの上層部はお年寄りが安心して暮らせるように!と考えていらっしゃったのかもしれませんが、騙されたお年寄りから見ればゆうちょはみんなペテン師だと思われても致し方ないのではないでしょうか。
 
ということで、私の言いたいことは、強制だったとか違うとかではなく、
活字をそのまま信じるな!ということ。
自分の頭の中でこれまでの人生経験に照らし合わせ、
真実をあぶり出すことでしか自分の認識を形成できない。
 
人の言うこと聞いて態度をきめるのは楽だけど、
もし失敗したら誰のせいにする?
他人のせいにしたって何も解決しないし誰も楽しくない。
自分が一番つまらない。

最近の日本と韓国との関係に思うこと。

今日新内閣の顔ぶれが発表された。

河野さんが外相から防衛相に。

こりゃ当面防衛問題は進展しそうにないな。

 

毅然とした態度で韓国に挑み、多くの煽られている日本国民をスカッとさせた河野さん。

あくまで理を通し、相手の立場とか考えない言動は人を傷つけ、人はついてこないと思います・・・老婆心ながら。

その毅然とした態度でアメリカに日米地位協定の見直しを申し入れて日本国民を守ってもらいたいものです、もし本当に信念の人であるなら。

 

韓国は昔から強国の狭間で生き残りを模索してきた。

ずっと中国に傅き、ロシアに怯え、日本に占領され、アメリカの庇護のもとで独立した。

冷戦時代に共産党国家からの防衛最前線として米軍を迎え入れ、ソ連崩壊後も中国包囲網の一環として北朝鮮に対峙しながら今に至る。

その間に世界情勢は大きく変化し、中国が経済的に力をつけ日本をしのぎアメリカに迫り、

韓国の中国に対する経済的依存度が高くなった。

 

さて、韓国はどこに向かうべきか。

現時点でアメリカ一辺倒ではうまくない、中国一辺倒もちょっと怖い、

できれば両大国とある程度距離を置きながらうまく世渡りしてゆきたい。

今はそんな思惑なのではないでしょうか。

 

韓国の文大統領は対日強硬という面ばかり日本のマスコミで取り上げられているけれど、実は韓国を真に独立国として舵を取っていこうとしているのではないか?

そう思ったきっかけは、玉ねぎ男事件。

文さんはマスコミや世論の反対を押し切って疑惑の渦中にある彼を法相に起用した。

普通疑惑の人を使わないでしょ?

そこまでするのは、彼を信じていて、彼としかできないことをやろうとしているからだと思う。

それは、検察の解体、かな?

数日前にニュース番組で盧武鉉大統領の頃に文さんは腹心として検察に手を入れようとしたがかなわなかったと知りました。

今かれがトップに立ち、改めてやろうとしているんじゃないか?

そのために玉ねぎ君が必要なんじゃないか?

 

玉ねぎの皮をむくように次々に疑惑が出てくる、

実はそれは検察が組織を守ろうとして彼を陥れているのではないか?

日本も、角栄さんがやられたりムネオがやられたり、アメリカの意向に逆らおうとすると検察に刺される国だ。

だから今だに日米地位協定に手をつけようとする政治家はいない。

あるいは韓国の検察も、アメリカの意向を実行する組織なのかと勘ぐったりする。

そして日米から離れようとする文政権を陥れんがために玉ねぎ君を挙げたのかな。

エビデンスはありません、私の想像です。

 

今後はどう展開していくのか、

十年経ったらどうなっているのか楽しみですね。

もし統一に舵を切ったらおそらく北に吸収されて民主国家は終わる。

独立のまま中国重視に舵を切ったら、「朝鮮半島は昔は中国の領土だったよね?」とか言われて朝鮮省になるように持っていかれそう。

アメリカは中国の勢力を拡大させたくないから検察を操って防ごうとするだろうし。

日本も操られていますが・・・

 

韓国がネチネチと日本を突いてきてとうとう切れて啖呵を切ってスッキリするのは気持ちいいでしょうが、

一番それを喜ぶのは中国や北朝鮮だということをお忘れなく。

政府は国益を第一に考えるべきであり、喧嘩をするのが得か仲良くやるのが得か、よくよく考えて行動してほしいものです。

表は喧嘩しているように見せて裏工作しているという政治手法もありますが、

やってるのかよ?

 

民主主義は日本の将来を託すリーダーを国民が自ら選挙で選ぶことができる素晴らしい制度ではあるが、

国民を喜ばせて党の勢力を拡大し、次の選挙に勝たなければならないというのが弱点でもある。

 

どこへゆくのか日本

私は今の状況は欧米的資本主義の末期だと思います。

企業は永遠にコストダウンし続けなければならない。
労働力の安いところ、果ては機械化、
人は少なければ少ないほど利益が出る。
なら人がゼロになれば最高利益になる?

一千年の物語

「パパは忙しいんだからね。」

そう言われて子供は所在無げに、それでもパパのそばから離れなかった。

パパは一生懸命土を練っている。

やがてそれを台に乗せて形を作り始めた。

子供もパパの真似をして、

馬に乗る兵隊の姿や買っている犬や、

思いつくものをパパの練った土で作っていた。

パパの作品を釜に入れる際、子供の作った土の塊もいっしょに入れて焼いた。

その時はまさか千年後の未来に子供の作ったおもちゃが国家博物館に陳列されるとは想像もしなかった。

 

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それがこれでしょうね。

 

景徳鎮は2000年くらい前から焼き物を作っていたらしいです。

その頃の窯はこういう感じ。f:id:koryan2001:20190621171102j:plain

 

アヒルの卵に似ているので鴨蛋窯と言われたそうです。

その後規模の大きな窯ができ、中国各地に広まったというのがこれです。

 

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そして北方に多かった窯はこちら。

 

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饅頭に似ているので饅頭窯というらしいですがさすが北方、あくまで饅頭にこだわります。

 

 

 

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景徳鎮も1700年ごろにはこの様な茶器を作っています。

はっきり行って今当時より進歩していない。というよりこの茶器の薄さはすごい。

内側に字が書いてあるように見えますがそうではなく、外の字が透けているのです。

現代の作品は古代のマネがせいぜいで、手工の技術は退化している。

 

 

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季節は過ぎましたが漆器、すごい「春が来た〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*」感を感じます。

清の時代かな。

 

いろいろ楽しい博物館でした。

成都の博物館

上海は新興都市ですが、成都は流石に中国5000年の歴史を感じさせます。

 

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ほぼ5000年前の椀です。

オシャレだと思います。

エジプトには文明はあったけどアメリカヨーロッパは影も形もない時代。

 

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いい笑顔してますよね。

後漢時代、紀元100年前後の鏡を持つ女性。

指には何と指輪まではめている。

高貴な方の鏡係だと思います。

 

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紀元100年頃のKARA

ちょっとインドっぽい?

 

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足上がってないよ。

 

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バックバンドのおじさんもニコニコ。

 

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この人かなりノリノリ。

 

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この2枚はさらに時代が下って1000年ごろのものですが、気が付いた事があります。

古代中国では出勤するときは皆帽子をかぶっている。

何故でしょう。

 

 

中国ローカル校の子供の日催事は愛国でした

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今日は6月1日の子供の日に合わせて子供の小学校で文芸発表会がありました。

夕方6時から2時間の舞台。

オープニングは子供達のレビュー、テレビ番組並みに結構しっかり踊っています。

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聖人君子に政治なんてできません

 
だって、喜ぶ人がいる影で面白くない人もいるのが世の中です。
ある政策が全ての人にとって益になる、なんてことはあり得ない。
それを多数決で決めるのが民主制なら、少数意見だろうと為政者が将来的にそちらの方が大事だと思ったら施行できるのが君主制とも言えます。
 
日本にいる日本人はおおよそ民主主義というのが政治形態として最高と思っている。
というか今の日本人はおそらく民主主義以外選択肢は考えられない。
でも私は今の日本の政治を見ていると、本当に民主主義というのが他に比べて優れているのだろうか、という思いも正直あります。 続きを読む

リストラが日本経済をズタズタにしたのでは

 日本は戦後終身雇用方式で経済的に奇跡の躍進を遂げました。

 その後バブルでコケてやれリストラだ、実力主義だ、ヘッドハンティングだとドライで殺伐としたシステムを取り入れたけど、 一時的に一部回復したかもしれませんが全体的に見ると全然良くなってませんよね。 終身雇用制とか、談合とか、悪く言われますが、本当にそれらが原因で日本経済は力を失ったんでしょうか?

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労働は押し付けられた義務だ

 価値観の多様性に厳しい日本社会において、 ある日ふと疑問が湧いて授業をサボる、というのは私も経験したことがあります。 引きこもってしまうのは相当ダメージが大きかったということでしょうか。

 自分は世の中の一員である。 この世界がなければ自分は無かったし、自分が消滅するときは自分の見ているこの世界も同時に消滅してしまいます。

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